『慈悲 いつくしみのこころ 〜共に育つ〜』

人間が育つということは、心が育つということです。

 

それは生かされている命に目覚め、すべての命を愛する心が育つということにほかなりません。

仏さまは「すべての生き物は自らの命を愛して生きている」と説いておられます。けれども、その一方で生きるということは、そのまま他の命を奪うという矛盾した在り方の上に成り立っているのも確かな事実です。

私の命とは決して私ひとりのものではなく、多くの命に支えられ、願われている命です。親や周囲の人々からは健やかな成長を、また生きるために日々頂いた無数の命からは空しく過ぎることのない生き方を願われています。さらに「何があっても決して見捨てはしない・必ず限りない光と命の世界に迎えとる」という仏さまの大いなる願いに照らされてその光の中で生きています。

人間の眼は、光そのものを見つめることは出来ませんが、光に照らされないと我が身を見ることは出来ません。その私が自己の在り方を見つめ、自己を問題とすることによって、子供達と共に育ち合う世界に出会うことができます。そのような在り方を「まことの保育」といいます。

 

人間としての一生を決定づける大切な乳幼児期にこそ、何よりもその「心を育てること」が大切な時なのです。

​                                        菊池ひかり保育園