『どの子も育つ 育て方ひとつ』

 人間には、視覚・聴覚・味覚・臭覚・触覚の五つの感覚があります。

 しかし生まれた直ぐの赤ちゃんは、その機能は十分に働きませんが、目・耳・鼻・口・皮膚に刺激を受けることで、徐々に発達していきます。

 快い刺激、不快感を伴う刺激、すべてこの五つの器官からの信号が脳に送り込まれます。信号を受けた脳は、手足や目、耳、鼻、口へ指示を出して手足を動かし、触れたり口に入れたりして、硬いとか軟らかいなどの刺激が脳にまた帰ってきます。このようなことが繰り返し行われることによって、脳に記憶され諸機能がよりよく発達していきます。

 

 保育園に通う乳幼児期は、正に感覚器官からの刺激を受けて大脳の配線が行われる時です。脳細胞がどのように配線されるかによって知的能力や運動能力や心情面の能力が育つとしたら、どのような環境でそだてるかということは大変重要な要素です。

 

「アア……」「ウマウマ」としか言えなかった赤ちゃんが、一年経ち二年経つと立派に話ができるようになります。その過程を振り返ってみますと、まだ会話が出来ない我が子に対して、母親は「繰り返し、繰り返し」独り言のように語りかけていることに気付かされます。即ち、「繰り返し、繰り返し」の言葉の刺激が、話すという状態になるのです。

 

 このことを踏まえて、当保育園の保育も「繰り返し繰り返し」種々の感覚器官への刺激をとおして、子どもたちの諸機能の発達を促し、それぞれの能力を高めていくことを目標においています。

 

 方法として、同じ刺激を受け続けると飽きてきます。そこで注意しなければならないことは、集中できる時間だけする。

 もう少しやりたいと思う時やめることであり、集中できるよう工夫や配慮をすることが大切です。

 また、「あせらず」「くらべず」「あきらめず」続けることが、『どの子も育つ』ための重要なポイントです。

保育方針